"CD不況"の時代に生まれた僕たちの音楽スタイル。

最近やっと暖かくなってきたと感じる。Tシャツ一枚で過ごせる春や秋が好きな自分はこの季節になると窓を開けて好きな音楽を聴く。自分の生活に欠かせない時間だ。音楽をアイフォーンで流すときもあれば、パソコンから音楽を流すときも、レコードやCDもたまにかける。

 

みなさんはどのように音楽を聴いているだろうか?

 

 Youtube?音楽アプリ?

いずれにしても今の時代は検索一つで聴きたい音楽が聞ける時代だ。わざわざCDショップに出向き、CDを買って家で聴く。なんて面倒なことをする必要がなくなったのだ。

 

 

ついこの間発売された小沢健二のシングル"流動体について"

この歌詞にはこんなフレーズがある 

言葉は都市を変えていく

躍動する流動体

 

音楽は生物の様に動いていくと歌う。考えさせられるフレーズの1つだ。

この曲は噛めば噛むほど細胞に染み渡っていくようないい曲だ。

流動体について

流動体について

 

 

 

小沢健二の言葉を借りるとすれば、

流動体のように時代・音楽は動いているのだ。

 

そう。今はまさにCD不況。

今日は僕なりにCD不況について深く掘り下げ、自分なりに記事にしてみようと思う。

 

 

 

1.    CDからストローミングサービスへ

CDをパッケージで買う人は今どのくらいの割合なのだろうか。

これは約千人に対して行ったアンケート調査の結果である。

楽曲を購入しましたか?また、パッケージ or ダウンロードどちらが好き?

 

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引用http://www.moratame.net/wp/exp/archives/1355

 

 

 このグラフによるとパッケージで購入している人の割合は全体の3割ほど。

 「気になる曲が出たらそれを全部パッケージで買う!」なんて人は数多くいないからだろう。 

 

そこで近年、サービスを開始したのが「Apple Music」などの音楽聴き放題サービス。月額1000円ほどで音楽が聴き放題になると言う画期的なサービスである。

 

聴き放題なので特定のアーティストだけでなく、プレイリストや「For you」(Apple Music)機能により今まで聞かなかった音楽に触れる機会が増え、音楽の幅がどんどん広がって行く。そのシステムは今の時代とフィットして需要を伸ばし続けている。

 

そこで見て欲しいのがこのグラフ。

世界での音楽売上金額をグラフ化したものだ。

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 引用http://www.garbagenews.net/archives/2149390.html

 

パッケージ購入量が減少しているのは一目瞭然だろう。2014年には1998年の3分の1ほどに衰退しているのがわかる。

しかしパッケージが減少していくとともに有料配信が増えてきている。

しかし音楽売上量自体は大して変動しているわけではない。

 

そう。つまりここ10年で音楽の聴かれ方が変わったのだ。 

 

 

 

2.      僕たち高校生の音楽スタイル

 

「この曲めっちゃいいよ!」

と友達に勧められることは少なくない。そんな友達がスマホで開いてる画面や送信するURLは「Youtube」。

そう。今はYoutube1つでいろんな音楽が聴ける時代になったのだ。そのアーティストのレーベルや事務所が公式にYoutube上へPVという形で公開している。

 

そんな時代の中、CDを持ち歩いて「これいいよ」と持ってくるやつなんてまずいないだろう。

AppleMusicなどの聴き放題に登録している友達は僕の周りでもごくわずかだ。それこそ僕より音楽を聴いているやつらだ。

 

 

90年代を見てみるとしよう。

小室サウンドがブームとなり、街は小室哲哉一色となった。

そしてそのブームが去り、2つ打ちとツーステップのR&Bへと移り変わった00年代。宇多田ヒカルchemistry平井堅が台頭してきた時代。僕らはそこで生まれた。

その頃、世間を賑わせたのはiPodウォークマンの登場だ。僕は小学生の頃、ひたすらレンタルショップに出向き、山ほどCDを借りて家に帰りダビングしまくって曲を聴いていた。懐かしい。

 

そして今ではYoutubeが台頭し始め、SNSやネットの時代と呼ばれるようになった。

今の音楽の流れは、「アイドル」。

かわいい女の子に甘酸っぱい恋物語を音圧バツバツの歌に乗せれば売れる時代。でもこれを批判したいわけじゃない。彼女らの音楽を作っているのは、「秋元康」や「つんく」などの大御所プロデューサーはもちろん、無名の作曲家が作った曲も多く存在する。そう、可愛いものを作っているのはおじさん達なのだ。まさに縁の下の力持ち。

 

音楽のあり方は変わって行く。まるで流動体のように。

 

今の時代では好きなアイドルの曲やメインストリームで展開している音楽を聴くだけなら聴き放題サービスやCDではなく、Youtubeだけで満足する人が一定数いるのも納得がいくだろう。

 

好きな時にネットで音楽が聴ける。このシステムは今の高校生のニーズに十分すぎるほど応えているのだ。

 

 

3 これからの音楽

 

こうしてCDが衰退していく一方、今ノリに乗っているのがライブだ。

 

 

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引用基礎調査推移表/一般社団法人コンサートプロモーターズ協会:ACPC

 

この表を見てもらうと一目瞭然。最近になって公演数が一気に増加し続けている。

ネットで音楽を手にすることがたやすくなった現代では、ライブに対する需要が上がっているのである。

そう。生演奏というそこしかにしかない確かな音楽を求めて

今ではCDを持っていれば持っているほど音楽通。という概念はなくなり、ライブに行って生の音楽を聴いている人たちを音楽に通暁している人と言えるのかもしれない。

 

昔はCDを買うということが嗜好だったが、今の時代はライブや握手会などのイベントに参加することが昔のそれなのかもしれない。

 

 

 

ストリーミングサービスやネットの発達によってCDが衰退して行くのは前記の通り否めないだろう。

 

ではどうすればいいのだろうか?

CDという価値が今の人にとって一目置かれる存在でないとすれば

今までのCDに何らかの付加価値を持たせなければいけないのではないだろうか。

 

そう。皆さんがご存知の通り、CDの中にイベント参加券やライブや抽選チケットを封入するなどだ。

 

しかしこれには問題点が一つある。CDそのもに対する価値観が全く変わってしまうのだ。

 

アーティストによってはジャケットや歌詞カードのデザインなど曲以外の部分にも、音楽的メッセージが込められている。

 

そういった今あるCDのあり方を脅かすような手法に賛成しないという人の気持ちもわからなくない。

しかしそういった工夫をしなければミリオンヒットには繋がらないという過酷な事実もあるのだ。

その中で宇多田ヒカルのこの間のアルバムは何も特典をつけずCDだけで販売し80万枚突破したことは異例だ。すごすぎる。。

それでもこういった時代で、どうしようもないくらいカッコいい音楽をやってるやつはまだまだたくさんいる。それは、依然として音楽が素晴らしいということを物語っているように感じる。

 

 

 

 

 

CDを作るのがどれくらい大変かを僕は知っている。 

実は自分で曲を作ろうと思って色々やっていた時期があった。

シングルやアルバムを作ってCDにするまでかなりの時間と手間がかかるのを僕は知っている。

 

曲を製作し、歌詞を書き、レコード会社に「販売してくれ」と自分で売りに出る。

 

  

今の時代、CDをただ音楽を入れるだけの入れ物と捉えるか、音楽そのものだと捉えるかは人それぞれだろう。

 

でも今度CDを手に取った時に考えて欲しい。どんなにCDのあり方が変わったとしても、そのCD自体がそのアーティストの作品そのものを表しているということを。

 

 

そして僕たちはそんな時代の過渡期に生まれた。

 

まさにCDという音楽を聴く媒体が次のステップへ移ろうとする時。

 

CDを買わずともYoutubeや聴き放題サービスで好きな曲がある程度聞ける。そんな高校時代を送っている僕たちは幸せだとつくづく思う。

 

好きなアーティスト、ライブ、音楽を聴く時は「今」だと。

 

 

そう。僕たちの音楽スタイルは常に流動的なんだ。

時々その音楽の波に飲み込まれてしまいそうになる。

いや。もうこの際、それに飲み込まれてしまおう。

好きな音楽が隣にあるなら問題ないんだ。

 

 

 

おっかー

高校生です。ここまで読んでくれてありがとうございます。僕が一人になりたいときFISHMANSを聴くように人には人の音楽の楽しみ方がある。それを聞くのがすごい好きなんですよね最近。ぜひコメントで教えてください!

言葉を文字にするが好きで始めました。映画はデビットフィンチャーの作品が好きです。